こんにちは!住新センター・岩堀です。
関東地方も梅雨が明け、いよいよ夏!!!ですね。
既におかしくなりそうな暑さが続いていますが、
エアコンとの温度差による風邪にはくれぐれも気をつけましょう。
さて、先日2011年の路線価が発表されました。
総評としては3年連続で全ての都道府県で下落
ということでしたが、その下げ幅はだいぶ小さくなり、
全国平均でも3.1%となりました。東京・神奈川が
ぞれぞれ-2.0%、-1.4%など、大都市圏を
中心に31都道府県では小幅な下落。逆に、
四国・九州地方をはじめ、15県では下落幅
が拡大しています。
ただ、先日発表の路線価は今年の1月1日が
評価基準になっているので、東日本大震災の影響は
反映されていません。震災の影響を反映させた土地価格は、
10月から11月に発表予定の「調整率」を掛け合わせた
価格とするそうです。調整率が用いられるのは阪神大震災以来
2回目で、前回は25%の引き下げだったようですが、
今回は大規模な津波災害、広範囲な地盤沈下や液状化被害、
更に原発被害と前例のない大災害であったことを考えると、
その調整率がどの程度の数字になるのか非常に気になります。
ちなみに、全国の最高路線価格は26年連続で「銀座5丁目・
鳩居堂前」。「銀座4丁目三越・木村屋前」も鳩居堂前と
同額で、1㎡あたり2,200万円となりました。路線価格が
実勢価格よりも安価な評価額である事を考えると、不景気とは
良いながらも実際には気の遠くなる様な値段で取引されていることが伺えます。
公に発表される土地価格としては、9月下旬に7月1日時点
での評価額である「基準地価」(各都道府県による調査結果)が発表されます。
その価格がどの程度の数字になるのか、いまから気になるところです。
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