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突出電柱

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こんにちは!住新センター・岩堀です。

 

ようやく暖かくなりましたね!

今年は花見も好天に恵まれて、、、春ですねぇ。。。

  

さて、今回は杉並区独自のまちづくりに関する取り組みをご紹介します。

 住宅街を車で走っていると、なんでこんなところに電柱が立っちゃってるの???という場所が結構あります。

 これは、家屋の建て替えに伴って前面道路を4mにすべく道路を拡げたところ、電柱を一緒に道路際まで下げてしまうと近隣の敷地上空を越境してしまったり、近隣の家屋に異常接近してしまったりするために移設出来ずに取り残されてしまっているケースです。

 例えば、現況2mの幅しかない道路に面した家屋を建て替えるには、その道路が、建築基準法でいうところの通称「2項道路」であった場合、現況道路の中心線から、自分の宅地方向に2mの道路幅を確保しないと建築許可がおりません(多くの場合がこの「中心振り分け」という方法で指導されます)。

自分の敷地を現況道路境界線から1m分道路利用しないといけなくなるわけです(俗にいう「セットバック」です)。当然、お向かえさんが建て替えを行う場合も同様です。そして、自分とお向かえさんが建て替えをして、はじめて4mの道路幅が完成します。

  杉並区内には、道幅が4mに満たない「2項道路」が区内の道路総延長の約30%にあたる約332kmあり、その2項道路の道路端から80cm以上離れた場所に立っている突出電柱が、現在58本、同様に60cm以上80cm未満の離れ電柱が60本あるそうです。

災害発生時に緊急車両等を通行可能にするために、それらを道路端に移設していく取り組みを今年に入って始めたとのことで、80cm以上の58本は向こう2年間の間に。60cm~80cmの60本を更にその後に移設予定とのことです。

 当然、電柱は東京電力やNTTの所有物ですから所有法人が工事するのでしょうが、費用負担はどうなんでしょうねぇ。今度杉並区役所に行ったら聞いてみます。

ただ、突出電柱の本数は、建て替えが発生する度に増えていく可能性があるわけで、、、とにかく大変な取り組みであることには間違いありません。環境保全の取り組みが進んでいる杉並区。さすがです!

更なる目標は電線の地中化なのでしょうが、これはなかなか事業規模が大きすぎて期待通りにはいきませんよね。仕方ありません。

 

引き続きまちづくりの充実が期待される、杉並区のニュースでした。

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