こんにちは!住新センター・業務課の岩堀です。
いよいよ夏になりましたね。ここ何日か、熱中症のニュースが無い日がありません。
水分補給等、皆様もお気を付け下さい!
さて、東日本大震災以降、不動産物件における地震災害時等の対応設備が一気に注目を浴びるようになりましたが、このほど武蔵小杉駅で分譲されたタワーマンションの設備がとにかくスゴイ!!と話題になっています。506戸の内、一気に300戸が販売済みとなる好調ぶりで、いかに防災意識が高まっているかが伺えます。
その内容は、一言でいうと「ライフラインが1週間途絶しても問題なし!」だそうで、
東京でも震災後にペットボトルの水を確保するのに一苦労、という状況がありましたが、この物件では、飲用水、生活用水は1週間分、トイレ用水は10日分を確保完全確保していくとのこと。その備蓄量は戸当たり1000リットルだそうです。
次にトイレ、トイレは水が確保されれば大丈夫かというとそうとも言い切れず、根本的に下水道管に損壊が発生してしまえば流すことも出来なくなってしまいます。そこで、汚染水を3日間貯められる汚水槽を用意するほか、汚物を完全密封して破棄する簡易トイレを3フロアに一個設置、約3日間利用可能。さらに道路のマンホールに直接設置する非常用トイレも備蓄するという念の入れよう。
最後は、電気とエレベーター。共用部の照明、エレベーター、排水ポンプ等、各住戸の非常用照明に72時間電力を連続供給する非常用発電機と燃料タンクを設置。さらに太陽光発電と蓄電池により共用部の電力を補うほか、カーシェアリング用の電気自動車や、カセットボンベ式発電機からも電力を供給等々。現在考えられるありとあらゆる方法と設備で電力を担保しています。
このマンションは34階建ての高層マンションなので、備蓄倉庫も建物内に1か所ではなく各階に1か所設置されています。
また、管理会社が中心となり定期的な避難訓練や防災セミナーの実施等も盛り込まれており、まさにサバイバル対応マンションといっても過言ではありません。
景気低迷の昨今、こういった物件オリジナルの特徴を盛り込み、差別化を図るという流れが今後のトレンドでしょうから、これからどんな設備、サービスが出てくるのか、新聞広告を見るのが楽しみなところです。
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