こんにちは!㈱住新センター・契約業務の岩堀です。
春一番が吹いた昨今。まだまだ寒い日もありますが、春への期待が膨らむ今日この頃です。
最近、ニュースで人工知能(AI)に関する報道をよく目にする様になりましたが、建築業界で「AIが実用化された」というニュースがありました。
「地盤ネット総合研究所㈱が戸建住宅向けの地盤解析を実用化した」というもの。
戸建て住宅向けの地盤解析は、調査ポイントごとの深度、荷重、回転数、土質、音感、水位などに加え、支持力や沈下量計算、建物周辺の造成、擁壁の有無、近隣地形等を総合評価した人的判断が一般的となっているが、同社ではこれまでの十数万件におよぶ解析物件データをAIに学習させ、改良と検証を重ねた結果、同社の解析基準に達した信憑性の高い解析結果を導くことに成功し実用化させた。とのこと。
この導入により、過去の不動沈下データや地震などによる災害現場のパターンを学習させ、再発防止を図れるほか、統一した解析基準の徹底により人的判断のバラつきを解消することが可能としている。
地盤調査と言えばマンションのデータ流用事件が大きな社会問題となった昨今。調査会社が案件をこなす効率性、また、正確性の訴求という意味でも大いに普及して欲しい技術ではないでしょうか。